小筆の使い方

こんにちは。描画筆子です。


近辺の小学校では、3年生から墨を使用した毛筆書写の授業が開始されますね✨


皆さん、書道道具、すてきなカバン一式でもう準備万端でしょうか?☺


さて、本題の小筆の使い方についてです。


大筆(おそらく半紙1文字~4文字用のサイズが入っているかと思います)

小筆(おそらく白い毛のふっくらしたタイプが多いかと思います)

がセットになっていることが多いのですが、


今回は小筆の使い方を順を追ってお伝えしますね。


①「ほぐす」

最初に使うときは、のりで固められているので、筆を指で毛先からほぐしていく

(半分~3/1)


②「湿らす」

必須ではありませんが、ほぐした後に、のりが付いているので、ほぐした部分のみだけを、

水で濡らしたティッシュや和紙などで、毛先に向かって湿らしておく


③「墨をつける」

墨をつけるときは、ほぐした半分~3/1部分だけにつけること


④「ふき取る」

使い終わったら、水で濡らしたティッシュや和紙などに、「一」をたくさん書くように、一周させながらふき取っていく(※その際に、墨色がグレーくらいまで落ち着いたらもう終わりでOKです)


⑤「整えて乾燥」

人差し指・親指などで毛先を細く元の通りに整えたら、筆の頭に輪っかがあれば、つるして乾かす(※なければ、もともとついていたプラスチックのキャップの先端を少し切って、空洞にし、キャップをはめて横にしてOKです)


よく、「プラスチックのキャップは捨ててください」というのは、キャップを付けてしまうと、密閉されるので、筆が腐るからです。筆の毛は、動物の毛を使用しているため、完全に乾燥していない状態で密閉すれば確かに菌など発生しますよね💦

ですが、小筆の場合、吊り下げることができないと、毛先を整えた状態で保管するのが難しくなります。キャップで毛先が乱れるのを防ぎつつ、先端を開けておく。空気が入るので、乾燥もできる、ということです。


大筆ももちろん、筆の頭に輪っかがあることがほとんどなので、つるしてしっかり乾かしてから、しまってくださいね。しまうときは、やはり毛先保護のために筆巻でくるんでおいたほうがいいかと思います✨


という具合に、小筆は扱いが大変ですよね。すでに小筆を全おろししてしまい、墨を含みすぎてとても小筆ではない字になってしまう、とよく聞いています。

私の子供も、今3本目です(泣)💦


当お教室で使用するお道具もいろいろ調べたり、実際購入して使用感を試したりなど、繰り返しております。最近は、人工毛も混ぜたものも出ており、動物の毛より頑丈であるなど、いろいろ種類がございますね。人によって使いやすさは異なりますので、これがベストです。と申し上げられないのですが、少しでも快適に使っていただけるように、準備しております。


私の牛歩にお付き合い大変恐れ入ります🙇

今後ともどうぞよろしくお願いいたします😌🍃


くつろぎ筆耕・くつろぎ書道教室

🍃横浜市港北区日吉・箕輪町近辺で 代筆/筆耕士・筆文字デザイン・書道講師として活動中の描画筆子(雅号)です🍃

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